カールホーン

’06 12/22 ツキ板加工
この形状を考えると柾目や板目では合わないと思い検討した結果、米松杢目のツキ板にしました。4x8(実質1260x2600)なので、一度梱包を解いたら最後置場に困るので全て使用サイズにカット。

4x8サイズになると裏側に和紙等の補強材が貼って無いので、場所によってはこのように割れが入っています。ボンドがはみ出したりこれ以上割れないようにテープを貼り付けます。
予定では長手方向に使うつもりだったのですが、木目の良い方向にカットしたため更に割れ易くなってしまい、カットにだいぶ時間がかかりました。これでは貼るのも一苦労しそうです。( ^ε^;)
この年の瀬にこんな事やってて良いのだろうか(ーー;)?

’06 12/23〜 ツキ板貼り
両面に木工ボンドを塗り貼り付けて行きます。合成ゴム系の速乾の方が早くて楽ですが、仕上げに油性塗料を使うと浮き上がる場合があるので、出来るだけ木工ボンドを使います。

余分な部分をカットしてホーン内面側、合計8枚のツキ板貼り終了です。

’06 12/27 組立て開始
5mmの外周板を開口部側から接合しますが、反りのきつい部分なので合わせるのが大変 ( ^ε^;)  曲げ合板とは言え内周側はRがきついので、バリバリと音がして今にも折れそうな感じです。

一台は取り合えず形が出来ました♪ (^.^)v この後、内外周板に4mmの合板を重ね貼りします。直線では無く初めて造る曲線での四方転び形状、考えるのと実際にやるのでは大きな違いがありますが、心配していた芯ずれ(開口部とスロート部の中心がずれる)も起きなくて一安心。これまでやってきた事が実際にホーンとして出現するとやはり感慨深いものがありますね♪
つづく・・・

’06 12/29  2台目組立て
米松杢目のツキ板を貼ったホーン内部。開口部に向かって流れるような木目が良い感じです♪

2台目の組立ては要領を得たのでスムーズに行きました。

4mmの曲げ合板を重ね貼りしてディスクサンダーとカンナで断面を整えます。隙間も無く側板と同じ9mm厚に接合は出来たのですが、平カンナが使えるのはホーン入口から300mm程度でそこから開口部までは反りカンナでないと削れません。合板の木口削りなので刃の切れが止まりやすく、何度も刃を研ぎ直しながら削って行く地道な作業です。 ^^;
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