’06 11/8
WE‐15A・・・このホーンを誌面で見た時は何て優雅な曲線を描いたホーンだろうと感じました。そしてサイズは小さくても、いつか作って見たいと考えていましたが、最近になって製作意欲は出てきたものの資料となるものがほとんどありません。ネットで検索しているうちに明仙堂さんと出会い、資料提供をお願いしたところ、快諾して下さりご親切に資料を送付して頂きました。明仙堂さん大変ありがとうございました。m(_
_)m 更に掲示板で知り合いになっ京とうふさんも資料を探して下さり、何とか設計段階までは進む事が出来たのですが、実際に製作できるかどうかは今の所、未定です。
< えっほ・えっほ・えっほ♪
ぎこぎこぎこ〜♪
・・・と言いつつ既に製作開始しています。
かん・かん・かん♪
’06 11/14
設計プラン・その1
Aは試行錯誤しながら数日掛かって数枚描いたうちの、そこそこマシかな?と思われた一枚。カーヴは計算無視
^^; これでホーン長は約2.2m。全体のバランスが悪いのでAの図面を元にfc70Hzで計算したカーヴで書き直したのがB。 カールさせてる途中でドライバーにぶつかってしまいました。(^_^;)
A
B
C
D
Cの図面をカール状に置き換えて見ました。その結果、高さ955mm奥行き825mm、開口部は560mmとなり、ほぼ想定していた寸法内で収まったのですが問題点が何点か出てきました。
この形状で行くとホーン入口付近内側の曲げ半径はR=91mmとなり、曲げ合板9〜12mmで曲げ切れるか?角度調整ができる設置台の支持点をどうするか?ホーン入口フランジの加工、固定方法は?等々・・・
う〜ん、どうしよう? ^^;
’06 11/17
現在のSPの上に置いて見ました。開口部560mmでも思っていたよりもかなり大きく、最上部まで2100mmあります。38cmユニットが小さく見える・・・
う〜ん (゚-゚;)
角度調整台はドライバー下部付近を中心に木枠を廻す案を考えました。更にそこから支持板を出しドライバーを固定します。理想的な方法はホーン内側に爪付きナットを埋め込み、可動部支点をボルトで支持すれば良いのですが、側板の厚みは12mmの予定なので板厚が薄過ぎて不可能・・・ 色々と考えてこの方法が一番簡単で無難かなと感じました。ただ、木枠はビス等は使わずにホーンに固定するつもりなので、きつめに作ってもストッパーを付けないとずれる可能性があり、この辺の処理をどうするか・・・?
それから曲げ半径のきついホーン入口付近のみ実物大印刷して確認して見ました。このままではどうしても無理があり、隙間が出来てしまう恐れがあるので変更しなければなりません。
変更すると言っても一部だけRを変えられないし・・・
う〜ん・・・どうしてくれよう?
fc50Hzで書いた図面をカール状に置き換えて見ます。ホーン入口付近のRを大きくするために図面Dではドライバーの傾斜を10°にしていたのを15°に変更し、全体のRも全て書き直し
(これが大変 ^^; )その結果ホーン入口内周面はR=116mmとなりぎりぎりで曲げ合板の最小曲げ半径内で収まるRになり、寸法は高さで15mm増えたものの、奥行きは28.6mm減の797mmになりました。
WE‐15Aを代表とするカールホーンは、ほとんどが横長の断面形状になっている・・・これは広い劇場内の隅々まで均一の音を飛ばす事を目的とした形状と考察します。家庭用として使うには定位が悪くなるのではないだろうか・・・? そう考えて断面形状は正方形にしました。これがどういう結果をもたらすかは不明です。横長断面のものはデザイン性にも優れ美しい形状になりますが、正方形断面の方はどうも横面ずんぐり正面ほっそりとした形状になる感じ・・・?
サイズに制約がある中で何枚も書き直してなんとか納得のできる形状になったかな?という一枚です。中心音道長は1965mmですが、外周板は2324mmの長さが必要で、4x8板でなんとか一枚板で作れる寸法です。
完成予想図
H=983mm(台含まず)
W=620mm
D=797mm
内周長=1643mm
外周長=2324mm
中心音道長=1965mm
開口=578mm
重量=?
4、5、9mm厚ラワン曲げ合板使用予定
ツキ板種類=?